不登校やひきこもり・生きづらさを抱える人の伴走者、セキグチ麻央のブログ

不登校・ひきこもり支援、地域の魅力、環境教育、青年海外協力隊、趣味の散歩(国内外)などをテーマに発信します。

不登校やひきこもりのお子さんを持つ方に読んでほしい本『かがみの孤城』(辻村深月 著)レビュー 

 

前回のブログ(※)で“失敗”をテーマにした矢先、

またまた失敗続きの私です。

失敗の絶えない方へ 失敗は成長の源。星野源は元気の源。 - 「心の灯台 内村鑑三」を目指すセキグチ麻央のブログ

 

昨日ブログを書かぬまま爆睡し、今日の朝を迎えるという失敗をおかしました。

 

いつになったら3ヶ月間ブログ継続の目標が達成されるのか、こうご期待...!

 

さて、今日はタイトル通り、

 不登校やひきこもりのお子さんを持つ方に読んでもらいたい本をご紹介します。

 

こちら、かがみの孤城』(辻村深月 著)です。

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

【あらすじ】https://www.poplar.co.jp/pr/kagami/より引用)

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

 

 

【おススメしたい理由】

この本を不登校やひきこもりの子どもを持つ親御さんにおススメしたい理由は2つです。

不登校やひきこもりの子どもの感じていることを想像する手助けとなる

②子ども目線だけではなく、物語に登場する親御さんの悩みも描かれている

 

 

2つの理由について少し掘り下げてみます。

 

理由①:不登校やひきこもりの子どもの感じていることを想像する手助けとなる

この作品では、不登校やひきこもりの7人の子ども達が日常の中で、家族に対して、学校に対してどんな感情を持っているのかが細かく描写されています。

もちろん、置かれている環境や感情は人それぞれですので、本書の描写が全ての子どもに当てはまる訳ではありません。

それでも、「こんなことを感じているのかもしれない」と想像・理解するヒントになるかもしれません。

少なくとも、私は本書を読み不登校だった姉の気持ちを想像することができ、

それだけで姉に一歩近づけたような気持ちになりました。

 

 

理由②:子ども目線だけではなく、物語に登場する親御さんの悩みも描かれている

私は独身で、子どもをもった経験はありません。

しかし、姉が不登校だった頃、両親が姉との接し方に悩んでいたことは分かります。

親としての責任を感じたり、「なんとかせねば..」と焦りを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

そんな時こそ、お一人でかかえ込まずに、

この作品の親御さんの様に周りを頼ってみてください。

 

“周り”というのは、本の中では「心の教室」ですが、

現実世界では例えば以下のような場所があります。

 ◎フリースクール、フリースペース

 ◎適応指導教室

 ◎不登校の子どものための居場所

 それぞれについてはこちらのサイトで分かりやすく説明されています。

 

親御さんも勇気がいることかもしれませんが、

その一歩を受け入れてくれる場所が必ずどこかにあるはずです。

 

※ちなみに、私の憧れは本書に出てくる「心の教室」の喜多嶋先生です。

カウンセリングや社会福祉士などの資格は持っておりませんが、姉が不登校・引きこもりだった経験から何かお役に立てればとこのブログを始めました。

 

 

ちなみに、私の住む前橋市内には以下のような団体があります。

 

フリースクール こらんだむ

 2018年2月からボランティアをさせていただいております!

 見学・体験もできますので、興味のあるお近くの方はホームページのお問い合わせ

 またはお電話でご連絡ください。

www.korandom.com

フリースペース アリスの広場

npo-alice.org

 

適応指導教室 県内の適応指導教室 - 群馬県総合教育センター

・まえばし「にじの家」

・はばたき

・かがやき

・あすなろ

 

 

 

【大事なこと】

ただし、上にあるサイト「子どもが不登校になったとき、居場所探しの前にしてあげたいこと【LITALICO発達ナビ】」でも言われていますが、不登校・引きこもりの子どもと接する上で一番大事なことは、“待つ”ことだと思います。

 

以前家族旅行をした時に、出掛ける時間に起きてこない姉を「早くー」と急かしていた張本人が言うのもなんですが、自分への戒めもたっぷり込めて。

 

姉は、自分の体調により約束を変えたり、ドタキャンした時、

人の気持ちを考えられるが故に、“約束を守れないこと”や“ドタキャンしたこと”に

罪悪感を抱いていたようです。

 

姉は一時期、「人に迷惑をかけるから、あまり人と約束したくない」とまで言っていました。私が急かすことで姉に追い打ちをかけていたとは、もっと早く『かがみの孤城』に出合って気づきたかったです…

 

そんな訳で、どうか気長に見守ってあげてください。

 

 

また、もう一つ大事なことは、“本人の意思で”ということです。

皆さんは人から指示されて何かをする時よりも、

自分で決めたこと・好きなことをする時の方がモチベーションが高くなった経験はありませんか?

 

例えば、「数学を勉強しなさい。」と言われても、

早々に眠くなって、寝てしまうかもしれませんが、

 

ドハマりしたハリーポッターの本を読み始めると、

夜でもお目パッチリで、トイレに立つのも・飲み物を取りに行くのも惜しいほどホグワーツの世界に浸っていられます。(体験談)

 

自分で決めたこと・好きになったことは、

たとえご飯の時間になろうが、寝る時間になろうが、

人に止められようが、ついつい没頭してしまうものです。

 

お子さんが何かを選択する時、お子さんのことを大切に思うが故に、

安全な方へ、周りの大人がより良いと思う方へ、導きたくなる事があると思います。

 

それでも、お子さんの人生はその子自身の人生であること、

選んだ道を歩くのは親御さんや周りの大人ではなく、そのお子さん自身であることを

忘れないでください。

 

 

それじゃあ、周りの大人が悩んでいるお子さんのためにできることはなんでしょうか?

 私の考える3つを紹介します。

 

①そばに居る。

 無理に話そうとしなくていいと思います。ただ、そばに居てあげてください。

 

 普段の何気ない挨拶や会話・態度から、お子さんは大人の機嫌や言葉と態度の食い違いを敏感に察知します。

 例えば、親御さんが不安であれば、子どもも不安になりますし、

 ニコニコしている親御さんの姿を見れば、子どもは安心します。

 なるべく、周りの大人はご自身の不安を解放して、ニコニコいるのが良い気がします。

 

②話を聴く・聴く・聴く。

 この時、アドバイスは挟みません。

 あなたの味方だよ、信じているよ、という事を伝えるのもいいかもしれません。

 

選択肢・情報を与える

例えば「学校にいかないと良い仕事に就けない」などの不安ではなく、

お子さんにどんな道(選択肢)があるのか情報を伝え、

お子さんの中から湧き出てくる変化を待ってみましょう。

誰にでも自分だけの道を見出す力が備わっているのだと、私は信じています。

 

***

 

長くなり、途中から本のレビュー投稿の事を忘れてました💦

かがみの孤城』を読むことで少しでも気持ちが楽になったり、

今の現状が少しでも良い方向へ向くきっかけとなることを心から願っております!

 

それでは、アディオース!

 

 

【追記】2018年4月28日

ご紹介しました『かがみの孤城』、本屋大賞で一位に輝いたそうです!